さて、今日は未回収の話です。
私は機材商や中古業者と懇意にさせていただいているため、結構レセコンの紹介を受けます。
そんな中、2年くらいで居ぬきと中古の機材で6医院くらい分院を作った先生がいました。
初期導入費が安いのと、最初から企業が患者様を連れてくるという条件でやっていたので、結構スタートからいいレセプト枚数を出している先生でした。
急成長しているので、お金を使っている事もあり、なかなか支払いが渋かったのですが、診療報酬がそれだけあれば大丈夫だろうと私は思っていました。
ところが、やはりお金払いが悪いと言う事は何か言えないような理由があるのですよね。
未入金のまま先生が行方不明になってしまったのです。
6医院中4医院はいつのまにか閉院しており、残りはレセプト出している形跡があるのに、連絡がつきません。
仕方がないのでレセコンの使用をできなくすることになるのですが、止められたら流石に連絡がつくと思うのですが、そうなるまで支払いをしてくれなさそうというのは代理店さんも未回収が一千万円ほどあるようですし、金払いが悪い先生は理由があると警戒しなければならないなと思わされます。
自分が独立してやってそうなったら洒落にならないので、会社員であるうちに体験できてよかったかもしれません。
しかし、営業マンとしてはどうにか回収しなければならないため、どうするか。
ちょっと頭が痛いです。
しかし、やはりというか再認識させられる事があります。
それが、言葉には嘘があるけれども、行動と結果には嘘がないと言う事です。
支払わなければならないお金を後回しにして支払わないと言う行動を疑うべきなのですよね。
分かってはいたのですが、代理店さんがしっかりしているので大丈夫だとは思ったのですが、結果にまた教えられました。
グーグル先生も優秀ではありますが、私は結果先生には敵わないと思うのです。
結果的に正しければ、どれだけ荒唐無稽でも正しいと思いますが、どれだけ正論でも結果に否定されたら間違っています。
未回収という結果を突き付けられて、支払の悪い取引先は回避しなければならない。
そのように学ばされました。
支払いに対する意識と言いますか、お金を払わないと言う行為は結局、人を泣かせても構わないと言う意識でいると言うことなのでしょうね。
その行動の意図に気づいて、回収できるときに回収しておかないとこういう自分が苦しい立場に追い込まれるということが学んだので、結果としてはリメンバーパールハーバーならぬ、リメンバー未回収なのでしょう。
明日は銚子の方にある歯科医院様に入れ替えで訪問予定です。
老人ホームも経営している優秀な先生で、何もない場所にも拘わらず、レセプト1000枚超えていたと言うのですよね。
現在ではネット検索でくる患者さんのクオリティが低い事が多いらしく、わざとネットの悪口を残すようにしているらしいのです。
同じことを言っている先生も多いので、やはり患者様のクオリティを維持するのが大事になってくるのでしょうね。
同じ事は私が経営する飲食店でも言えます。
良いお客さんを残すようにして、悪いお客さんを排除しないと良いリピーターが来なくなってしまうのです。
売上は欲しいけれども、酷いお客さんはいらない。
悩ましいですが、どの業界でも同じなのだなと思わされました。
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